ゼウス改造記

ハンドシフトへの改造 Ver2

2006年10月にハンドシフトに改造して一年半、その使い勝手の良さに満足していた。
全国のにハンドシフトへの改造したゼウス乗りが私も含めて5人になった。
それぞれ、新しい構造を取り入れて更に使いやすくなっている。
私の構造の難点は
・ケーブルがエキパイの下を通ることから熱対策が大変
・シフトノブの位置の制約からタンデムステップを取り外さざるを得なかった。
これを改良すべくバージョン2に取り掛かった。
ボタンシフトへ戻せるようにと電気回路、円盤はそのままにしていた。ハンドシフトの良さを満喫すると、ボタンシフトへ戻す可能性はまず考えられない。
そこで、円盤を取り外すこととした。これにより、改造作業は極めてやりやすくなった。
但し、ボタンシフトへ戻せるように既存パーツはそのまま保存する。
自作パーツの鉄板は3mmの厚さです。他に12mmのボルト、8mmの棒鋼が材料です。
各写真はクリックしますと大画面になります。

1.円盤取り外し作業。

取り外した変速装置、このまま大切に保管することにする。
取り外したら当然、エンジンはかかりません。
円盤からは3個のカプラーがでています。それぞれ形状が異なります。
下の大きい円盤に設置されているスイッチ、これがONになっていることでニュートラル信号が出ています。
このカプラーの受けのカプラーで直結すれば、運転席パネルの表示が「0」になります。
これでエンジン始動はOKです。
円盤取り外しでこの半円アームが邪魔になります。
このアームを取り外しますと、軸が沈んでしまいます。気をつけましょう。
この軸にゴム製Oリングが付いていますので傷をつけないようにしましょう。
このアームを取り外すことはお薦めしません。
私は半円アームを外しましたが、この黒いネジを取り外せば、円盤を外せるかもしれません。
終わったら元にに戻すこと。
冷却水のリザーバタンクをちょっと取り外すのも方法です。
円盤の取り外し完了の状態です。
左上段のネジ穴は黒い樹脂製ナットを取り外した状態です。
最上段右側のナット穴以外の5個のナット穴を活用します。

2.パーツ作成、取り付け
ハンドシフトに必要なパーツはこれだけです。
シフトノブ:ススキの軽四用です。
ワイヤ  :これはスズキの後部にエンジンを置いている軽四を流用しました。
ワイヤのストッパーとワイヤ取付金具、横方向のアームを取り付けるプレート
仮組みした状態です。
これを円盤が在った場所に取り付けます。
縦方向のワイヤストッパーを取り付けました。
ワイヤは後ろへ引く形にしています。前方向へ引くような構造も可能でしょう。
私は保守性と既成ワイヤ活用ということで後ろ方向へ引くようにしました。難点は見栄えの問題と思います。
任意のワイヤのオーダーが可能であれば前方向へ引く案はお薦めです。
ワイヤの前後の引きアームを取り付けました。
エンジン本体にある5個のネジ穴を活用、3mmの鉄板でプレートを作り固定しました。このプレートに長い横方向移動のS字アームを取り付ける12mmボルトを溶接した。このボルトの高さを確保するために1mm厚程度の平ワッシャー4枚をスペーサとして使っています。
下側2個のネジ穴を活用して横方向のワイヤストッパーを取り付けます。
S字アームにワイヤ先端の取り付けをネジ止め、横方向ワイヤを取付しました。
エンジン近くのパーツ取り付け完了です。
変速機構の上のカバーを取り外せば、保守は出来ます。
トランクを元に戻しました。
ワイヤが後方に出ているのが気になる方は前方向へワイヤを取り回すことは可能でしょう。最適な長さのワイヤを見つけることが困難かもしれません。
保守性を重視しました。
シフトノブのカバーを取付しました。
後部座席のステップも取り付けできました。これでVer2完成です。
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