漸く地下水規制に向けて動き始めました。
霧島市は条例案を示しパブリックコメントを募集しました。
平成29年3月議会で『水資源保全条例』の提案がなされ、成立しました。
水資源保全条例の概要、運用の解説文書も作られ公開されています。
実効性に疑問は付きますが、一歩前進です。


霧島市の地下水の危機

きっかけは霧島市の26年度当初予算に市民目線で見ると疑問符のつく300万円の予算があったことです。
霧島木質発電で日量1000トンの地下水を汲上げ、発電設備冷却水として使います。
この下流の国分電器近くに霧島市の水源があります。これに対する影響調査目的だそうです。
主に春山台で使っています。影響があれば、水源の切り替えが必要になります。
新たな井戸を掘りますと近辺の井戸、湧水に影響することが考えられます。
その影響調査に霧島市の予算が何故、使われるのか、原因者負担とすべきではないかと思うのが普通の感覚です。
水道部長は『規制はできない、もし影響があれば、市の水道事業で手立てをしないといけない』との答弁がありました。地下水は地主の物という概念です。
霧島市には地下水規制の条例が無いことが理由です。
国土交通省は市町村で条例を定めるべきと言います。
近隣の小林市、都城市、高原町、湧水町には節度ある地下水利用を促す条例があります。
平成26年9月議会で地下水規制の条例を制定すべきではないかと質問しました。
執行部は積極的に検討すると答弁しています。
早急な制定を要求します。

霧島市には霧島の旨い水を使った全国的に名高い焼酎蔵があります。
焼酎蔵の上に大量の水を汲み上げる施設が出来たらどうなるでしょう。
霧島市の基幹産業である、焼酎の危機、焼酎の原料となる芋つくり、米つくりの危機です。


中国人が営む法人が肥薩線・中福良と鹿児島空港の間の253haの土地を購入しました。
状況はここに記載しています。
この土地は隼人町土地開発公社がゴルフ場開発用地として購入し、城山観光に売却しました。
城山観光はゴルフ場開発を断念し福岡の法人に売却しました。
短期間に複数会社で転売が行われ、平成23年、2月に中国の不動産屋・東昇に売却されています
中福良小学校のすぐ近くです。

取得目的は分かりません、行政は認識していますが、市民にはしらされません。
この事実を知ったときは防災面での問題、森林整備の問題との認識しか持っておりませんでした。
中国人が日本の水資源を求めての土地取得であれば、規制すべきです。
平成26年3月議会で質問しました。

平成27年12月議会で地下水規制条例の進捗を質しました
制定の方向で進めているようです。期日は明言しませんでした。。


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